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ピアニスト高橋望さんのリサイタルへ、Go しました。

先日、音楽ジャーナリストの池田卓夫さんからご招待券を頂きまして、トッパンホールで開催されたピアニスト高橋望さんのリサイタルへ行って参りました。なんと私はホールの中心部である評論家用の特等席が当たり、真正面から鑑賞させて頂きました。飛行機で言えばファーストクラス。身分不相応の場違いでありながら、成り済ましで何となく溶け込み、この上ない居心地の良さを体感しました。さて、舞台に登場した高橋さんの第一印象は・・・真面目で純朴。語り口調もあくまで文語体。そして肝心の演奏は、まるで彼の性格を表すかのように滑らかで柔和で優しく丁寧。それにしても・・・演奏会では、演奏の善し悪しが話題に上がり、楽曲の善し悪しが話題に上がらないのが寂しいというか、やっぱり作曲からほど遠い人々が聴衆なのかなと思わされます。これは自分で作曲してみて初めて思うことです。ま、それはともかく。そうですね、高橋さんの演奏はアイスクリームに例えるとしたら、世界でポピュラーなハーゲンダッツの上質バニラアイスというより、濃厚でとろける北海道十勝産の極上ソフトクリームのような感じかな。どちらが好きかは個人の好み。ちなみに私は両方好きです。あとね、こういう人が自分のピアノの生徒だったらいいなと思いました。何故なら彼のような演奏は間近で毎週聴いても苦痛でないし、耳にうるさくないから。主張の激しい演奏は、思わずプロデュースしたくなるような勢いがあって面白いのですが、聴くのは3ヶ月に1回で十分です。つまり高橋さんの演奏は、更に絵で言うと、美術館に飾られた印象的な抽象画というより、家の中に飾って生活を潤すような自然の風景画。ですから高橋さんは、被災地で疲れた人を癒すための素朴な演奏活動にも自然と溶け込むのではないでしょうか。健闘を祈ります。
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by 7ewada | 2011-04-17 11:13 | 音楽